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    2021年08月23日

    0円で機種変更

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    FUJIFILM X-S10 を気に入っていたのだが、思うところあって型落ちのX-T3に買い替え。なぜいまさら旧型機に?  

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    X-T3の中古価格はX-S10より安い。X-S10は品薄なのか査定が高く、某店の先取り交換を利用して追加費用ゼロだった。

    X-T3は2018年9月発売で、2020年5月に後継機X-T4が登場しているが、単純に進化したとは言えない。センサー世代が同一で画質は同等であり、ファームウェアアップデートもあってAF性能も変わらない。動画の仕様やフィルムシミュレーションなどの細かなアップデートはあるが、大きな違いは①手振れ補正の搭載 ②3方向チルト→バリアングル ③バッテリー大型化の3点と言ってよい。総じて動画ユーザーを意識した改良であり、スチルカメラとしては改悪の部分もある。X-T4は重量が70g増え、ボディ最薄部が2.5mmほど分厚くなり、持った感じはかなり違う。



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    なぜX-S10からX-T3に買い替えたのか。

    第一の理由は、主力レンズが防塵防滴かつOIS内蔵ばかりになったからだ。
    X-S10は防塵防滴でなく、ボディ内手振れ補正(IBIS)も必須ではなくなった。X-T3なら、雨や雪や埃に晒される工事現場にも安心して持ち込める。

    もう一つの理由として、X-S10は使いやすいカメラだが、やはりエントリークラスなので、できないことが結構あった。例えばフォーカスレバーでフォーカスポイントを移動した時に、そのまま中央押しでセンターに戻すことができなかった。前後と左肩にダイヤルがあっても、使いたい機能に割当てられないことがあった。カスタマイズ性や細かな操作性など、X-T3を使ってみるとはるかに自由度が高く、ハイエンド機であることが実感できる。




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    建築写真に必須のアルカスイス対応L型クイックリリースブラケット。

    RRSやSmallrigなどより安くて軽量なものを選んだ。ボールヘッド三脚とコーデして?あえてレッドに!Lプレートはいろいろ使ってきたけれど、安価な中華製でもそこそこ使えることが多い。バッテリーやカードの出し入れ、ケーブル接続、雲台への装着は問題ない。




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    正直言ってグリップだけはX-S10に劣るのだが、レンズメイト FUJIFILM X-T3専用サムレストでほぼ解決。

    たったこれだけでグリップ感が激変する。XF10-24mmやXF16-80mm程度のレンズなら片手で振り回すのに全く問題ない。ボタンとダイヤルの操作性もほぼ損なわない。8500円は高いが、サムレストはケチってはいけない。安価な中華製は失敗する。発注後、生産終了/在庫切れになっていた。良かった...


    富士フィルム独特のダイヤル配置は、カメラ好きならすぐに直感的に使える。中でもシャッター速度とISOダイヤルのロック機構が素晴らしい。ロック状態でも、解除したままでも使用できる。X-S10は細かいことを気にせずバシャバシャ撮るには良いカメラだったが、X-T3はより緻密な撮影が可能だ。現代のカメラでありながら、キヤノンF-1、ニコンF3,ペンタックスLXなど80年台のMF一眼レフカメラのような操作感がある。ファインダー性能も良いので、単焦点のMFレンズを付けても楽しそうだ。




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    X-T3のもうひとつ、些細な欠点は右手側のストラップ金具の位置だ。どのように持っても指に干渉する。
    これは左肩とベースプレートの2点吊りとすることで解決。右手側がフリーになって取り回し最高。



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    ストラップ PeakDesign L-BL-3 にはコンパクトなベースプレートが付属している。邪魔なときはアンカーをワンタッチで外せるのも便利。レンズが手前側に向く吊り方でたすき掛けにすると身体に密着する。防塵防滴仕様と相まって現場でガンガン使える。X-S10より70gほど重いが、携帯性はさほど変わらない。



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    個人的に、ローアングルは縦位置が多いのでバリアングル派だったが、3方向チルトは素晴らしい!液晶モニタには厚さ0.2mmの液晶保護ガラスを貼った。
    EVFもX-S10の236万画素0.62倍から369万画素0.75倍になり、より精細で見やすくなった。MF/AF切り替えやフォーカスポイントの操作もしやすい。

    X-S10に対して実用上の大きなアドバンテージは、デュアルスロットなので2枚のカードにRAWとJPEGを分けて保存できることだ。SNSや工事記録にはJPEGが便利だし、LightroomにJPEGを取り込むと邪魔なだけなので、これは助かる。

    逆にスペックダウン点としてボディ内手ブレ補正(IBIS)非搭載はちょっと心配したが、XF10-24mmとXF16-80mmを使った限りはレンズ内手ブレ補正(OIS)で十分効いているし、XF35mm/F1.4やXF18mm/F1.4は開放近くで使うので手ブレ補正が必要と感じることはあまりない。

    もうひとつは画像処理系の世代の違いで、X-T3にはフィルムシミュレーション「クラシックネガ」「エテルナブリーチバイパス」が無い。またエフェクト機能の「カラークロームブルー」が無く、「グレインエフェクト」の粒子サイズ設定ができない。自分はこれらの機能を使わないので問題ないし、巷で人気の「クラシックネガ」も自分には癖が強すぎる気がする。



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    X-T3は楽しい操作感と高い実用性を兼ね備えた傑作カメラだと思う。
    最近のカメラ業界は動画撮影が優先されており、こういう機種はもう出てこないかもしれない。

    ますますライカの立場がなくなってきた...(^^;






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