2021年07月26日
CP500Xの内部

CLASSIC PRO CP500X のボンネットを開けてみる。
中央にスイッチング電源、左右にD級アンプ基板をツインモノラル配置。ワンチップICアンプではなく、一応ディスクリート構成。
いじれるところはケーブルの引き回しくらいだが、ノイズは感じられないのでその必要性もなさそう。
入力端子からボリュームへ行く信号ラインとは別に、フェライトコアを3回通してアンプ基板に直結されたシールド線は何だろう。
筐体はしっかりしており、天板は1mmくらいの鉄板で鳴きはない。ボディ左右がヒートシンクになっており前後に通気孔のある自然空冷式。
運転中はヒートシンクと天板がそこそこ暖かくなる。サウンドハウスさんに問い合わせたところ、ファンレスアンプは上下にスペースを空けたほうがいいとのこと。
電源ON/OFFでポップノイズはない。スイッチング電源によくある「ジー」というアンプ本体から発するノイズもない。
ボリュームは軽いクリック感がある。入力はXLRバランス/TRSフォン(バランス・アンバランス)、出力は普通のバインディングポスト。付属電源ケーブルが2芯なのは良い。
業務用らしくDC 保護、ショートサーキット、オーバーロード保護、熱保護の機能を内蔵している。
合理的というか、価格相応の回路キットを並べただけという感じの造りだが、音は良い。次回は音質レビュー!!