2020年11月14日
WARM AUDIO EQP-WA
この動画は本物のヴィンテージPultecEQP-1Aだが、WARM AUDIOでもだいたいこんな感じで変化する。
デジタルPEQやトーンコントロールとは操作感覚と効き具合が違う。
スピーカーや部屋の補正よりも、楽器の音色やバランスを調整することに向いている。
パラメータが絶妙なのか、たった2バンドのEQで明確に音が変わる。
デジタルEQに比べて直感的で素早く、1曲ごとに動かしてもいいくらい操作性に優れている。
Pultecタイプの特徴であるカット&ブーストの併用は、使ってみて「はあ~そういうことか!」と納得。
シェルビングの肩特性を調整することで、例えばキック&ベース「だけ」、シンバル「だけ」を際立たせることができる。
小音量では埋もれがちなベースラインを持ち上げてパンチとメリハリを出しながら、中低域の籠りやざわつきを一気にクリーンにする。
音楽全体の雰囲気をざっくりと調整するようなところがあり、制作時の2ミックスに挿入されるのも理解できる。
測定してみると低域のEQカーブはかなり緩く、広い範囲で効いているようだ。デジタルEQで試してもなかなか同じ効果が得られないのが不思議なところ。
ツマミ、スイッチ類の質感は若干ラフだがクリック感は良く、なんといってもヴィンテージ感あふれるデザインは最高。
真空管ラインアンプだけあって起動直後は少し眠い。電源を切っても10秒以上は音が出るので本物のピュアな真空管アンプだ(笑)
筐体は密閉式でほんのり温かい程度。残留ノイズは気にならない。(パワーアンプQSC-PLD4.2のノイズの方が大きい)
EQバイパスの「素の」音はもう少し検証が必要。DAC→パワーアンプダイレクトより少し鮮度は落ちると思う。真空管より入出力トランスの影響が大きいかもしれない。
しかしEQすればそれを補って余りあるメリハリがつくし、マスタリングの最終工程?を再生時に体験するような楽しさ、新鮮さがある。
ソフトに含まれた情報をそのまま聴こうとするのがピュア・オーディオだが、好みの音を作り出していくのも面白い。
ただしドーピング的に簡単に心地良いサウンドが作れてしまうので、素の音を整えることを怠ってしまいそうな副作用があるので気を付けねば。
コメント一覧
6. Posted by Robertor 2020年11月23日 11:03
そうですか、うちのは300Bシングルでは歯が立ちませんでした。ウーハーが違うので何とも言えませんが。
5. Posted by nobu 2020年11月23日 10:33
残念ながらSNS等はやっていません、
師匠に見習ってJBL純正スタンド(三本足)を使用していますが最高ですね、アンプは今現在300Bシングルでも良い音(お気に入りのJBL4310の上)ですが、半導体アンプを物色中です.
師匠に見習ってJBL純正スタンド(三本足)を使用していますが最高ですね、アンプは今現在300Bシングルでも良い音(お気に入りのJBL4310の上)ですが、半導体アンプを物色中です.
4. Posted by Roberto 2020年11月23日 00:00
nobuさんおめでとうござます
師匠などとんでもない!
ブログその他SNSなどに挙げていたら教えてください^^
師匠などとんでもない!
ブログその他SNSなどに挙げていたら教えてください^^
3. Posted by nobu 2020年11月22日 11:49
ご無沙汰しております、
JBL4311改が完成しました、
師匠に御礼申し上げます 完成した姿の写メをお送りしたいと思っておりますが コメント欄には添付できないみたいなので 今後とも宜しくお願い致します、有難う御座いました。
JBL4311改が完成しました、
師匠に御礼申し上げます 完成した姿の写メをお送りしたいと思っておりますが コメント欄には添付できないみたいなので 今後とも宜しくお願い致します、有難う御座いました。
2. Posted by Roberto 2020年11月16日 22:37
それなりに悩んだのですが、PULTECの記事を書いた時はほぼ決めてました(笑)
ハイファイの追求とはちょっと違うかもですが、より能動的に楽しく聴ける気がします。
ハイファイの追求とはちょっと違うかもですが、より能動的に楽しく聴ける気がします。
1. Posted by Shinya Nakamura 2020年11月16日 01:29
速攻で決断されましたか!
デザイン最高ですね。羨ましいです。
デザイン最高ですね。羨ましいです。