2020年07月29日
測定と調整



左:軸上80cm 中:ユニット直前0cm 右:ダクト直前0cm (いずれも赤がアベレージ値)
ピンクノイズによる簡易測定とリスニングで調整作業。
小型エンクロージャーで上昇するf0c、Q0cの影響は計算通りで、120Hz中心にピークが出ている。
大口径バスレフダクトは40〜80Hzを放射しているようだ。距離が離れるとダクトを塞いでもF特はあまり変わらないが、音は全く違う。
ダクトの長さを調整し、計算上のfdは約60Hzと予定より高めに取ることになった。 レンジを欲張らず、スピード感、開放感を重視する方向。
VISATON BG20のポテンシャルは高く、エンクロージャーを大きくすればフラットに低域を引き出せると思うが、その場合はスーパーツイーターが欲しくなるかもしれない。
低周波で揺さぶったせいか、エイジングも進んだような気がする。歪感が減って聴きやすくなってきた。
ボーカルやギターが明瞭でベース、ドラムは軽快に飛ぶ。音の芯の強さ、濃さがあり、ジャズ、ロック、ポップス、ブルースに合う。
ワイドレンジではないが意外に癖は少なくメリハリがあり、高能率で耐入力も大きい。ラウドネス効果の狙い通り、小音量でも細身にならず聴きやすい。
市販スピーカーとは違う個性を持つ面白いスピーカーに仕上がったかな?
ユニット、パーツ、エンクロージャーの総工費はペア15,000円くらいだから、コスパは高いと思う!