2020年07月28日
ファーストインプレッション

夜な夜な試聴…
まずは聴き慣れた部屋で、メインスピーカーと同じポジションでスタンドに載せて評価を行う。
システムはMacBook→RME ADI-2PRO→EL34パラレルプッシュプルパワーアンプというシンプルな組み合わせ。
まず低域は50Hzがしっかり出る。メインのJBLのようにズシっと深く沈み込まないものの、ブーストなしで十分聴ける音で、サイズの割りに頑張っている。
ベースは重くならず開放的でスピード感があり、80〜150Hz付近の盛り上がりはあるが予想より気にならない。
アンプのNFB(可変式になっている)をかけてダンピングファクターを高めた方が低域は自然になるようだ。
中域〜高域の音色はVISATON BG20の特徴がそのまま出ている。とても明瞭でメリハリがありながら、どこか仄暗くブルージーな夜の雰囲気。
曲によってはダブルコーンらしい高調波歪みを感じるが、FOSTEX FEシリーズのようなハイ上がりな煩さはない。
JBL 2344バイラジアルホーンは本当に歪感がなく疲れない、綺麗な音だということがよくわかる。
ハイエンドは15kHz止まりなので、トーンコントロールで最高域を持ち上げると印象が変わり、クリアになってくる。
音場感、定位はフルレンジらしく当然良い。音像は前に出るタイプで、アルテック409B系に少し似ている気がする。
全体的に素性は良さそう。このタイプのユニットはエイジングでもかなり変わるはずだ。
アトリエに持ち込んでヤマハのプリメインアンプで鳴らすとどうなるか楽しみ!