2020年07月27日
エンクロージャーの設計


左は今回の設計12Lで、右はメーカー標準(推奨?)30LのエンクロージャーによるQ0c検討。
常識外れの小型エンクロージャーによりf0cが116Hzに上昇し、Q0cは1.35に達するので、この辺りに山ができることが予想される。
HiFi用途ならEQで潰したいところだが、BGM的な使い方なので小音量時の低音感を増すラウドネス効果を期待する。
パッシブに行くなら、LCRによるインピーダンス補正で潰すことも考えられる。
さらにfd≒50Hz の大口径バスレフダクトで最低域レベルを確保し、必要に応じてEQかトーンコントロールで増強。トータルでピラミッドバランスを目指す。
見た目は古典的ダブルコーンだがfs=38Hzと低くストロークも大きいので、 長大なダクトを十分にドライブできるはず。
VISATON BG20のメリハリのある明瞭な中音域を活かしながら、ゆったり聴けるよう厚みのある低音感をプラスできれば理想的。さてどうなるでしょう?