2020年04月15日
新スピーカースタンド導入
引きこもりのお供が来て、これからいろんな小型スピーカーを造っていこうと思います。
しかしこれは凄いぞ...
Aisin Takaoka アイシン高丘 TAOC HST-60HB
組み立ては簡単。
脚には鋳鉄粉が充填されている。体積的には2/3くらいか?傾けるとサラサラと砂時計のように移動するのがわかる。
一見、細身なのに1台で23kgもあり、どこを叩いてもコチコチで鳴かない。高さ調整できるスパイクで床にピタッと吸い付く。
マットブラック塗装の質感も良く、まさに一生物のスタンドだ。
とりあえずFE83SOLの10リットル・ダンプトバスレフを置いてみたが、いつものリビングのカウンター上とは全く別物になった。こんな音が出せるとは!
低音がしっかりして引き締まり、全域で無駄な音が出ず、解像度が高く、FE83SOLらしい繊細で柔らかい絹のような音が存分に引き出されている。
8畳弱の部屋では十分な音量とDレンジが出せて、床も壁も静かでS/Nが高く聴きやすい。
アースが取れてる感じと言うか、小型スピーカーのエネルギーに対して、スタンドの剛性と重量と制振力が圧倒的なのだと思う。
200Hz以下が不足するユニットなので、RME ADI-2PROのパラメトリックEQで注意深く補正してはいるが、8cmフルレンジ1発とシンプルなエンクロージャーの音とは思えない。
正直これで十分といえば十分で、FE83SOLの中域〜高域のクオリティは素晴らしく、 VISATON BG20でもこの部屋では大きすぎるかもしれない。
低域は大口径スピーカーほどゆとりが出るが、不要振動が増え、クロスオーバーの問題も大きい。
狭い部屋でニアフィールドだと、小口径ユニットの能率の低さが残留ノイズを低減するメリットさえある。
そして30cmウーハーと1インチドライバーのJBL2wayはやはりここでは実力を発揮できないことを再認識。
広大なアトリエでスカッと鳴らし、ハイファイ・ライブサウンドPAシステムとして構築してみたい!