2020年03月29日
スピーカースタンドから考える
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JBL4312系の純正スタンド JS360
JBL2wayシステムはスタンドに合わせて4312近似のサイズと形状で製作したのだが、これは大成功だった。
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フロア型のトールボーイエンクロージャーでスタンドの分の容積を稼げば設計自由度が高まり、低域に有利なのは間違いない。しかし重量級で制振性能の高いスタンドは、スピーカーの振動を驚くほど消してくれることを実感した。コンクリート土間床のアトリエと違って家は普通の木造なので、スピーカーを床に直に置けば床から壁、建具まで部屋全体が振動し、音をマスクして濁らせてしまう。木製の自作スタンドは高さを持ち上げるだけでしかなく、振動は全く止められなかったのだが、JS-360に載せると嘘のように部屋が静かになった。スパイクやインシュレーターの種類でも音が変わる。余分な共振音や身体に伝わる振動が減ると、大袈裟でなくスピーカーの性能が上がったように聴こえる。これがフロア型であれば振動エネルギーが大きくなる上に床にダイレクトに近づき、チューニング出来ることは限られる。小さなインシュレーターだけで止められるだろうか?
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振動に弱い部屋で良い音を聴くには、低域レンジが不利であっても、エンクロージャーを小型化して良いスタンドに載せる方が良いのではないか? また小さいブックシェルフ型スピーカーであれば製作も処分も容易で、複数所有して載せ換えることもできる。低域の不足はDSPで補うこともできるので、それを見込んだ設計をすればいい。小型ブックシェルフ用のTAOC HST-60HB