2019年10月18日
アンプ比較
マルチのセッティングが落ち着いてきたので、パッシブとの聴き比べを開始。久々に300Bシングルも稼働させてみた。
<ミズナガ製 特注 EL34パラレル・プッシュプル モノラル×2>
レンジが広くエネルギッシュで低域もパワフルだが、真空管アンプらしい肌触りの良さがあり、QSCに比べると柔らかく感じる。
このアンプで1年かけてパッシブネットワークをチューニングしてきたので、フラットで 安心して聴ける音になっている。
10年使ったのでそろそろメンテナンス時期かも。無音時でも240wの電力を消費し、冬はヒーターにもなるが夏は辛い…
<アドバンス HC-1SE 改 (OPTをXE20Sに交換) 300Bシングル >
中低域が暖かく、中高音が綺麗で上品。S/Nも良く、優しい曲を小音量で聴くならとても心地良い。
スピーカーの能率が高いので音量は十分出せるが、音場とDレンジが狭く、強いアタック音にはリミッターがかかる感じ。
プリメインアンプなのでトーンコントロールを装備していて便利。15年使って動作はすこぶる安定している。
<QSC PLD4.2 (内蔵DSPクロスオーバーによるマルチアンプ駆動・PEQでF特調整)>
底なしのパワーがあり明るくダイナミック。音像が前に出てリアル。低域にキレがあり、ズシッと出てピタッと止まる。
クロスオーバーとEQの設定次第で音のバランスはどうにでも変わるだろう。残念なのは小音量時に冷却ファン音と残留ノイズが目立つこと。
高効率のD級アンプであり、消費電力が無音時50w〜大音量でも100w以下なので夏場はありがたい。
これらのアンプを、ケーブルの差し替えだけで 簡単に切り替えられるようにした。
同じスピーカーでもアンプによって全くキャラクターが異なるので面白い。アンプが増えてしまうかも…