2019年09月06日
2426Hのメンテナンス

ドライバーをJBL 2426Hに交換してしばらくテストして、左右での音の違いを感じた。
フルレンジで鳴らすと誤魔化されるが、ドライバー単独で鳴らすと違いは明らか。ダイヤフラムは新品なのに何故?
原因を探ってみると、ダイヤフラムの固定時の僅かなズレで、ギャップに触ってしまうことがわかった。

上:Lch 下:Rch (HPF:2.15μF+8Ω)
これが修正前の左右特性。Rchの3〜10kHzの凹凸が大きく、聴感でも明らかにRchの音が悪い。
ダイヤフラムのビスを緩めてガタガタ動かしてみると音がコロコロ変わる。基本的にはビスで留めるだけで芯が出る構造なのだが、若干の遊びがある。個体差もあるのか、僅かなズレでギャップに触れて中低域が全く出なくなったり、歪みが出たりするようだ。念のためギャップ内のホコリを掃除し、ピンクノイズを鳴らして聴き取りながらダイヤフラムを固定した。

これが修正後の左右特性。誤差はかなり小さくなり、聴感でもほぼ差がない。
とても滑らかで歪み感がなくなり、センター定位が改善された。これでClassicPro CPD44IIを完全に上回ったと思う。
今後、ドライバーのダイヤフラムの固定には注意し、必ず測定して確かめるようにしたい(^^;