2019年08月20日
JBL JS-360の構造

どう見てもTAOC製OEMと思われるJBL純正スタンドJS-360の構造はこんな感じ。
組み立ては電動ドライバーがあると簡単だが、重量が26kg/1台もあるので注意が必要。
底板は厚さ9mm程度、天板は6mm程度で制振材らしきものが貼られ、いずれも叩いても鳴かない。
脚はスチール角パイプだがやはり制振材(TAOCなら鋳鉄粉?)が充填されており、コチコチである。
4本のスパイクは高さ調整が容易で、床にぴったり吸い付くようにセットできる。
ただし8mmボルトの先端を少し尖らせた形状で、スパイクとしては尖りが緩いのでベースを選ぶ。
山本音響工芸の黒檀スパイクに替えると当たりがやや甘く、理想的な点接触にはなりにくい。
スパイクベースによる音の変化は想像以上に大きく、黒檀にすると綺麗で歪み感がないが、やや丸みを帯びる感じがする。
今は純正ステンレスベースを使用しているが、TAOCの鋳鉄製
天板は付属の薄いフェルトを4箇所貼り、スピーカーのガタつきはない。これを別の素材に替えても音は変わるだろう。
簡易な木製スタンドからJS-360に交換したことで床の振動が激減し、定位やS/N感の向上は強く実感できる。
満足感はとても高く、スタンドをケチってはいけないことを再認識。別のスピーカー用にスタンドを買うとしても、やはりTAOC製を選びたいかなと思う。