2019年08月01日
JBLスピーカースタンド JS-360
念願のJBL4312系の純正スタンドJS-360をようやく購入。
このスタンドを想定してエンクロージャーを設計・製作したのだが、高価なので導入はかなり悩んだ(^^;
実物はJBLブルーというほど青くはなく、黒に近い落ち着いたカラーリング。脚は細身でスピーカーが浮いたような感じになる。
鉄板と角パイプによるシンプルな構造で、充填材等により巧みにダンプされており鳴きがない。重量は1台で26kgもある。
高さを微調整できる4本スパイクで、凹凸や反りのある無垢の床板にも吸い付くようにセッティングできた。
これまで仮設として使っていた自作木製スタンドと比べて、音は大きく変わった。
まず、床から足や身体に伝わってくる振動が激減したのがよくわかる。一聴して「あれ?静かだな?」と思った。音量を上げても飽和しにくい。
余分な音が減って、S/N感が高まった。全域で引き締まり、解像度が上がり、音像は小さくなり定位が向上した。
低域は解像度が上がった分、量感は若干減った感じもあり、ネットワークその他のチューニングはやり直しになるかもしれない。
強度、重量や振動抑制効果に加えて、高さが5cmほど上がったのと、反射する面が減ってより宙吊りに近くなったことも影響しているかもしれない。
スピーカーのユニット、パーツ、木材費の合計に匹敵する価格のスタンドというのは我ながら狂気じみていると思うが、音の改善は大きく、足元を固めるのは大切だと改めて実感した。