2019年07月01日
ハッセルブラッド CFV II 50C



ハッセルブラッド CFV II 50C プロモーション動画
伝統的なハッセルブラッドVシステムと完璧に合うデジタルバックが発表された。500C等の古いボディをそのままのスタイルでデジタル化できるとは夢のような話である。おそらくSWCやアークボディなども使えるだろう。ライバルは業務用デジタルバックではなく、同じく伝統的スタイルをもつライカMではないかとさえ思う。極薄の907XボディとXCDレンズの組み合わせによりAFが可能、というのはオマケのようなものだ。価格は65万円程と噂されており、安くはないが中判バックとしてはコンシューマに向けられた戦略的な値付けであると思われる。ハッセルブラッドの中古ボディ+標準レンズセットは10万円余りで入手できるが、今後は高騰するのではないか。ただし個人的にはスクエアフォーマットでないことが物足りない。センサーサイズは56×56mmが理想だがせめて44×44mmは欲しかった。44×33mmの横長フォーマットではハッセルらしい真四角写真ではなく、ウエストレベルでは縦位置撮影が制限されるし、本来の画角の2/3になってしまいレンズの特性をフルに活かせない。いつか6×6判フルフレームが実現すれば無理しても買ってしまうかもしれない...