2008年07月15日

思いついた!


「もらい物」のSONYのアヤスピ...

天然突き板張りでルックスは良い...
中高域のキレ味はイマイチだが...
カーボンファイバー混入パルプコーン、ゴムエッジのウーハーはまずまずの品質...
重量級頑丈無比、念入りなシーリングで空気漏れゼロの密閉箱...
デザインはJBL4312系の真似っこだと思うが、エンクロージャー強度だけは明らかに勝っている...
これは自作では困難かもしれない...


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こいつに10mH以上の大型コイルを入れ、サブウーハーにしてみよう!
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ホーンで中高域を強化すれば、低域不足は目に見えている。
バタフライ・エンクロージャーは150Hz以下ダラ下がりだが、バスブーストするとユニットがもたない。 そこをこいつでちょっと補えれば良いのでは?

サブウーハーというよりは、パワーハンドリングを改善するためのダブルウーハーといったほうがいいかもしれない。 往年の名機UREI813のような感じだ。
ホーンのもつ200?300Hzに被らない、ボーカルが膨らまない程度の低いクロスオーバー設計がキモになりそうだ。

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以前、ビクターのアクティブサブウーハーを使いこなせずに痛感したのは、「やはりステレオペア必要」ということだった。距離、位相、定位の違和感が出てしまうのだ。 
パワーがありすぎ、超低音が伸びすぎているのも難しかった原因だろう。 効果を出そうとすると中高域が変調を受けたり、部屋がビリビリ鳴ったりして、アクティブ式はパッシブ以上に使いこなしが難しいと感じた。


このアヤスピでは能率的にちょっと足りないくらいだろうが、それくらいでいいような気もする。

アッテネータツマミを外し開口を利用してバスレフにしてみると、たった4cm径のダクトなのに低域はグンと出てくる。 計算するとfd=37Hzのバスレフとなる。
音質的には密閉と一長一短だろうが試してみる価値はありそうだ。

ワイドレンジミッドバス+ワイドレンジツイーター+サブウーハーというコンセプトで、遊んでみよう! (タックさんの思うツボ困った

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見た目はフェイクで違和感無し(?)

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オーディオ 2008 

2008年07月14日

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手持ちのドームツイーター、フォステクスFT28Dを重ねてみる。
ボイスコイル位置を合わせ、単純な6dB/oct逆相接続。

能率90dBではフィリップス12インチには追いつかないが、3kHzくらいからラップさせるとそれなりに効果が出た。 ボーカルが浮き出て歪み感が減る。 

618密閉箱のときに同じツイーターで実験したのだが、そのとき気になった音像の違和感はなぜか感じない。 
部屋全体を鳴らす”バタフライ”はおおらかなスピーカーらしいウインク

ホーンドライバー追加への可能性も感じ始める...
ドーム型、コーン型よりはダイナミクスが大きく、なおかつ強力すぎないシステムが良さそう...? 




とある”ブツ”をポチっと落札してしまった。
最近売り払ったオモチャの金額とちょうど同じ額だったから笑顔


これは泥沼への入り口か、それとも...音符


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オーディオ 2008 
東京で活躍中のサックスプレイヤーmiwakoさんが地元高岡にやってきた!
これまでに聴いたのは国立のミュージックパブと品川のホテル。 

最近は六本木サテンドールなどの有名なライブハウスでの演奏が目白押し。
今回はなんと大阪、九州まで回る西日本ツアーびっくり

ひとりでライブに行くのも久々笑い

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miwako (as)、栗林緒(gt) +後半は地元のプレイヤーも加わってセッション。

カウンター+αという狭いライブハウスに50人くらい入っただろうか?
カウンター内にお客さんがあふれ、誰がお店の人かわからない状態...まさに寿司詰め状態!

素晴らしい演奏でした...国立でも聴いたけど栗林さんの甘く優しいギターもいいですねー。

miwakoさんは演奏はもちろん、オリジナル曲が最高! とにかくエモーショナルでかっこいい!

アルバム 「いろは」 最高ですよ!




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オーディオ 2008 

2008年07月12日

ここ数日、「負けると一日気分が悪い阪神ファン」の気分だった困った



200Hz前後の、妙なピークに悩まされていたのだ。
女性ボーカルの低音部が強く膨らむ。 この影響か定位もしっかりしないし音場は狭く、高域も歪んで聞こえる。
これではツイーターを加えても効果がない。 失敗作か?困った でもなぜ? 製作直後に箱鳴りのようなものはあったが、その後はこんなことは無かったはずだ。

ホーンの癖にしてはおかしい。この程度の浅いホーンでこんなピークを作れるだろうか? しかもホーン内部を吸音したり板を立てても全く変わらないのだ。後面開放のパイプ共振なら吸音材でかなり止まるのだが...
リスニングポイントを多少ずらしても解決しなかった。


オーディオファンならこの気持ちはわかるだろう...いい音が出ないと日常生活にも支障が出るw


もしや...食事中にふと思った。



これまでに何度もセッティングを動かしている。 
中でも数日前、部屋の都合でスピーカーを大きく30cmほど内側に動かしたのだった。

怪しい....


さっそく、夕食後にアトリエに戻り、テストしてみる。


200Hzの正弦波ノイズを片チャンネルだけ鳴らして歩き、反対側のスピーカーの前に立つと...

鳴っていないはずのスピーカーからブーンと大音量が聞こえてくる!
なんと鳴っているスピーカーと同じくらいの音量であり、エンクロージャーの板もかなり振動している。

150Hz、200Hz、250Hzと変えると、この疑似音源位置は数10cmずつ横にずれていく。 
ちょうど200Hz前後の周波数が、左右対称に置かれた互いのスピーカー近辺で大振幅に達しているのだ!

そう、これは部屋の幅に対する、整数倍の定在波だ。
後面開放なので前後で逆相の音が出ており、それが強調されるポイントにハマると更に強烈なピークが出来るのかもしれない。


定在波が反対チャンネルのエンクロージャーに反射、共鳴して疑似音源となり、クロストークとピークを作っているのではないか? 
それが100Hzや500Hzなら目立たないが、女性ボーカルの低めの基音あたりに来ると最悪だ。 あまり強いピークがあると、高域も変調される。
そういえば、設計の悪いバックロードスピーカーはこんな感じだ。

今までのスピーカーではあまり気にしていなかったのだが、大型の後面開放なので特に影響が大きいのではないだろうか?



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正弦波で150?300Hzを出しながらスピーカー間隔をぎりぎりまで広げていくと、あるポイントで劇的に改善された。
ボーカルの癖は少なくなり、高域が伸びてクリアになり、音場も広がった。



スピーカーセッティングの重要性を痛感...
部屋の形状とスピーカー位置で定在波によるピークとディップは物理的に決まってしまうのであって、吸音材や小さな音響パネルで止まるものではない。
これに比べればインシュレーターなどの違いはわずかなものだ。
部屋の都合でセッティングが制限される場合は、グライコやパライコで調整する必要もあるだろう。


大きいスピーカーはセッティングが限定される。 
ましてウーハーを壁に埋め込むなんて、よほど正確にシミュレーションしないと、取り返しの付かないことになる。



これで今夜はゆっくり眠れまーす落ち込み

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オーディオ 2008 

2008年07月09日

真夜中に小一時間の工作...

ホーンバッフルアタッチメントです。
といっても、そのへんに転がっている板きれをカットして、裏を少し補強して両面テープで貼っただけ。
これで、より「ホーンらしく」なる。 仕上げは別の色に塗るか、サランネットを貼るか?
いずれにせよ、今後のユニット換装も視野に入れると着脱式でないといけない。

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肝心の音だが、明らかに変わったことは変わった。
でも良くなったかというと、よくわからない。

付けると中低域がすっきりして高域が伸び、凹凸が減ったように感じる。
でも無い方が張り出しと勢いが良いような気もする。

元々、「癖も味のうち」というタイプのスピーカーだから、こうした小細工が良いとは限らないのだろうか?


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バタフライ・プロジェクト第一期完成から2週間ほど聞き込んで、いろいろわかってきた。


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周囲の空気全体が鳴る感じが、このスピーカーの特徴だ。
音像は大きいがフレッシュで瞬発力があり、中低域は面で押してくる快感がある。 
ベースもドラムも量感は少ないけれど速くて粒だちが良く、箱にこもる感じがしないのが良い。
このあたりは今までの自作では出せなかったもので、大いに可能性を感じる。

中低域の癖(たぶん定在波)はあるが、ぎりぎり我慢できる範囲に落ち着いた。


不満な点もある。

音場の密度は濃いが平面的で奥行きが出にくく、オフマイク録音盤での3次元定位は望めない。 
NS-1classicsには大差を付けられるがこれは仕方がないだろう。 そんなソフトではNS-1を使えばよい。


太い中低域に対して、中高域の輝き、張り出しはもう少し欲しく、アンバランス感がある。
女性ボーカルの高いところがちょっと細くて不安定、ソフトによって得手不得手が大きい。
ホーンのモジュレーションを受けた凹凸か? 密閉箱より高域の明瞭度が落ちている感じもある。

フィリップス12インチは繊細でワイドレンジな良いユニットだが、もともと中高域に凹凸が多くちょっと神経質なところがある。 
バタフライホーンになってレスポンスが向上した中低域に対して、中高域のスピード感が逆転された感じだ。 周波数レンジ的には十分なのだが...
ユニットの実力が発揮され、正確なピストンモーション領域とダブルコーンの分割振動領域の差が出てきたのだろうか?


たぶんフロントロードホーンは、理論通りミッドバス領域に徹するのがベターなのだろう。

低域までなんとか出せるワイドレンジ・ミッドバスホーンに、強力な高域ドライバーをつなげる....
フルレンジの良さを生かしてクロスオーバーはあまり下げず、1500Hzあたりか...
ネットワークは、パッシブイコライザに使っている高級カットコアコイルでハイカットすれば良い...
完全に切らずに、抵抗でバイパスさせてフルレンジの味も残し、つながりをスムースに...
位相特性の良い6dB/octで、ダイヤフラム位置を揃えてリニアフェイズに.....
フォステクスのトランス式アッテネータも眠っている...来たれ高能率ドライバーラブ


こんな感じ?

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早くも「上に載せたい」欲望が抑えられなくなりつつある...落ち込み
だっていかにも「載せて下さい」というデザインじゃないですか...ウインク







タックさんには、完璧に読まれてます困った

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オーディオ 2008 

2008年07月08日

数ヶ月前から、定期的にアトリエの外から異音が聞こえてくる。

「ゴンゴンッ」 「ガンガンッ」





今日も聞こえていた。


ついに現行犯で発見!



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床暖房のボイラーなのだが...


なんとケンスケがこれを突いていたのだという。




なぜ?



そうか...



ステンレス板に映る敵と戦っているのだ...




さすがケンスケ! おバカなケンスケ! もう数ヶ月も強敵と戦い続けているのだ!

究極の敵は己にあり(笑)




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大ジャンプで逃げるケンスケのイメージ画像 (昨年の本人です)




しばらくすると、また


「ゴンゴン」


戻ってきた...困った...第2ラウンド...よほど恨みでもあるのか? 仇討ちか?



しかし撮影には失敗。

なんと、飛んで逃げたのだ! ま、あれでも鳥ですから...


今度こそ、愛すべきおバカキャラの撮影を成功させてみせる!

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自然といきもの 

2008年07月05日

http://sky.crawlers.jp/index.html


アニメは最近あまり見なくなったけど、これは劇場で見たいなーと思わせるものがある。

永遠の命と引き換えに、戦争のパイロットとしての宿命を背負わされた子供たち“キルドレ”の物語。
攻殻機動隊やイノセンスの押井守監督作品だ。

予告編を見るだけで、切ない雰囲気が伝わってくる。
驚異的な映像美で古くて新しい世界観を表現しており、第二次大戦の試作機「震電」に似た戦闘機もイイ。

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エンターテイメント 
おなかいっぱいたべて
ぼくはみのむしになりました

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自然といきもの 

2008年07月02日

アトリエに缶詰状態になってくると、ついついネットオークションなどに手を出してしまう落ち込み

といっても安物の中古品ばかりだけど。


最近届いたのはコレ。

パソコンに向かっている時間が圧倒的に長いので、モニタースピーカーももう少しワイドレンジなものが欲しくなった。


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YAMAHA NS?3MX  当時の定価\36,000(2台1組、1995年頃)

一頃はスタジオデスクトップモニターの定番だったNS10Mをベースとしたフルレンジ1発システムである。
メーカー製でフルレンジシステムは珍しい。 有名なのはBOSE101とその類似品だが、それよりはもう少し大きい。
正直言ってNS10Mのツイーターの音があまり好きではないのだが、これはいけるかな?と踏んで購入。
聴いたことはなく、そのプロっぽい無骨な面構えからの想像、第六感だけである。



さて鳴らしてみると、フルレンジ1発とは思えない。

そんなにいいのか?



逆である困った

ぜんぜん元気がない。 フルレンジらしい闊達さがない。 見た目とのギャップが大きすぎる。

もしや...と思って中を開けてみた。


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ユニットはプレスフレームだがマグネットは大きい。
しかし、やはりアレが入っていた。
あのBOSE-101にもあるのだが、パッシブイコライザとリミッタである。
まずセメント抵抗を直列に入れ、さらに豆粒のように小さくて容量だけ大きい電解コンデンサとコイル、そしてセメント抵抗を並列として中音域を落としている。

パッシブイコライザは自作でたびたび使用しているが、音質を考えると高価なパーツ(特に直流抵抗の小さいコイルと良質のフィルムコンデンサ)を使って、なおかつ最小限の効きにすべきである。

スタジオやお店でガンガン鳴らすには必須かもしれないが、デスクトップモニタとしてはたぶん不要だ。

幸い、ファストン端子だったので2分で短絡成功びっくり


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音は「激変」どころではない笑い

全く別のスピーカーになってしまった。 能率は数倍になり、音のヌケが10倍くらい向上し(大げさではない!)デスクのバッフル効果もあって低音不足は感じない。 中高域の癖は少し出るが、フルレンジならこんなものだ。

何事も、「万人向けの設計」を崩すことで得られるものは多い。
失うものもあるのだが、そこは大人の遊びである笑顔


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フォステクスともアルテックとも違う、癖の少ない明るくてすっきりした音。

逆に言えば、フォステクスFEほどの高域の伸び、アルテックCF404ほどの張りはない。
フォスF120AやSA80MAGよりは軽く前に出てくる。
ちょっとビンテージっぽい渋みというかカサつきのような感じもあるが紙臭いというほどでもない。

ブルースやジャズでは力感があり、クラシックの弦もあまりうるさくはない。大音量では荒さも出てくるが、エンクロージャーの強度はちょっと足りないかもしれない。

これまで使っていた松下ロクハン後面開放と比べると、力感とレンジで勝つが、暖かい雰囲気や抑揚の出方では負ける。これはエンクロージャーのせいもあるだろう。

このサイズの箱の割りには低音も出るので、小音量・ニアフィールドでバランスが良い。
300Bシングルで鳴らすと繊細感もあって、なかなか良い感じである。





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オーディオ 2008 
最近HEARTにハマっています。

LITTLE QUEEN

オークションで落札。
1200円とちょっと高かったが、コンディションに期待した。

HEART初期、1977年頃の作品で、ファンにとってはマストアイテムらしい。

盤質もジャケットも、新品同様といっていいほどきれいだ音符

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1曲目の「バラクーダ」から圧倒されたびっくり 

図太いギターにクリアなアンのボーカルが溶け合い、強烈なドライブ感と爽やかさ! 
これぞロック! 
BSのライブで観て気に入っていた曲だがオリジナルも最高!

アルバム全体のバランスが素晴らしい。アコースティックでかつハードである。
音質も柔らかくて芯のあるアナログ的な70年代ロックサウンドで、大変心地良い。
(80年代のヒットアルバムは、エコー掛けまくりで低音スカスカ、ドンシャリのポップス調である)

HEARTは1980年代の中高生の頃にリアルタイムで聴いていたが、いまになって初期の曲を聴いて、もっと好きになった笑い



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オーディオ 2008 




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